2021 May

 

 
 
 

友人から届いたすずらんの花が思いのほか長持ちし、芳しい香りを長く楽しむ。一昨年のクリスマスに国際文化会館で頂いたポインセチアと並べて白・赤・緑と美しい色のハーモニーが事務所を明るくしてくれる。

 

 

 
 

初夏のような日差しの中友人ご夫妻と朝のコーヒーをご一緒する。緊急事態宣言を受けてランチやディナーはまた次回、と意外な時間にお会いするのも新鮮。澄み渡った青空に皇居のお堀の水面が揺れる夢のような景色、今月のフラワーアレンジはツツジを枝ごと活けた初夏の公園のよう。

 

 

 
 

今年は2度目の緊急事態宣言下のGW、車も空いていて8時半には既に軽井沢に到着。久しぶりに空いた旧道を歩きフランスベーカリーへ。焼き立てが次々と運ばれてくる塩クロワッサンやバゲット、パン・オ・レなど、どれも美味しそう・・・。

 

 

 
 
 

柏餅の季節になると毎年思い出す、母が作った「ちりめんの柏餅」。ご丁寧に三方にまで載っているので間違えて食べようとする来客は数知れず、その度にひとしきり大笑いするのが我が家の端午のお節句の定例行事。本当にお茶目な母、今思い出しても笑ってしまう。

 

 

 
 
 

コロナの影響で帰国時に公共交通機関を使わず帰宅する事が条件になり久しぶりに羽田発着のJALに乗る。緊急事態下の出発とあって緊張の離陸となった。クルーの方々の爽やかな笑顔にどれほど救われた事か・・・。頂いた素敵なギフトと手作りの色紙に書かれた皆様からの寄せ書きに思わず目頭が熱くなる。

 

 

 
 
 

パリに帰って来るとまずはマルシェでミントの束を探す。フレッシュなミントで作るミントティーは見た目にも涼し気で爽やかな味わいは長旅の疲れを癒してくれる素晴らしいリラクゼーションティー。とにかく大きいので自家製ミントティーを作って友人にプレゼント、瑞々しいグリーンはインテリアとしても素敵。

 

 

 
 

ロックダウン中はマルシェではなくスーパーマーケットの中のミニマルシェ、それでもパリらしくアーティチョークやシチリア産の大きなレモン、見たことのない真っ赤な洋ナシなど個性豊かな品揃え。一つからでも買えるので毎日違うフルーツを楽しむ。

 

 

 
 

パレロワイヤル公園で2年ぶりにピアニストの友人と会う。カフェもレストランも開いていないので今や定番の公園、ピクニックをするなど何年ぶりだろう?お菓子作りの名手であるN氏作のルバーブのタルト、戸外で気軽に頂いてしまうのがもったいない・・・、美しい宝石のようなタルト。

 

 

 
 

学生の頃住んでいたカルチェ・ラタンのモベール・ムチュアリテ。広場に面したパン屋さんは2018年のクロワッサン・グランプリというだけあって朝のうちにすべて売り切れてしまう。珍しく早朝に通りかかり思わずクロワッサンを、蜂蜜をたっぷり付けて頂く至福の週末の朝。

 

 

 
 

パリでも虎屋は人気のティーサロン、ロックダウン中はネットや電話で注文し取りに行く「Click&Correct」のみの販売とか。日本と変わらない美しいお菓子は必ず喜ばれる秘密のギフト、そして私もついひとつ・・・。

 

 

 
 
 

チーズは常温で頂くのが美味しいけれど部屋中にチーズの香り・・・。食べる数時間前に冷蔵庫から出してガラスのドームでゆっくり常温に戻す。果物もドームをかぶせておくと追熟するようでイチジクやアボカドは面白いほどあっという間に熟す。

 

 

 
 

数年前に40周年を迎えたポンピドーセンター、ミュージアムショップには様々なオリジナルグッズが並ぶ。今ではすっかり街の一部になった斬新なデザイン、開館当時は街並みの美観を損ねると大変な不評だった外観も今ではマグやポーチ、ノートになって。

 

 

 
 

2014年にRATP(パリ交通公団)がバスのハイブリッド化に踏み切って以来、少しずつその車両が増えて来たパリ。ディーゼルエンジンから排気ガスの少ないハイブリッド車へ、2018年からは車体もグリーンからブルーと白になり「環境大国フランス」を目指してその勢いは止まらない。2011年に始まったカーシェアリング「オートリブ」は膨大な赤字を抱え2018年に終了したけれど、2019年からは1分単位で借りられる「Free2Move フリートゥムーブ」に切り替わり、2030年までにすべてのガソリン車、ディーゼル車の市内乗り入れを禁止し、電気、水素の車だけが走行を許されるようになるとか・・・、大変な勢いで進化するパリの車事情。

 

 

 
 

車はハイブリッドだ電気自動車だと進化が著しいパリも「鍵事情」は相変わらず。オートロックやマグネットキーなどからは程遠い、昔ながらの鍵でガチャガチャ、建付けの悪い軋んだ扉をようやく開けるという日々。お父様の代からお世話になっている鍵屋さんで合鍵を作る。童話にでも出て来そうなこのお店、デコラティブな鍵の数々も古き良きパリが感じられて楽しい。

 

 

 
 

シャリマーや夜間飛行など大好きな香水のブランド、ゲラン。1853年にピエール・フランソワ・パスカル・ゲランがナポレオン3世の皇后ウジェニーに「オーデコロン・インペリアル」を献上し帝室御用達の称号を得て以来、というからその歴史は長くボトルにはナポレオン3世のシンボルでの蜜蜂が69も散りばめられている。美しいボトルが並ぶ夢のような香りの空間、最近見た映画「パリの調香師」を思い出す。

 

 

 
 

シャルル・ド・ゴール空港のブティックもようやく再開し久しぶりにゆっくりクルーズ、新しくオープンしたシャンパン・ブティックを覗く。「シャンパンの帝王」と尊称されるクリュッグ、愛好家は「クリュギスト」と呼ばれイギリス王室御用達(HM
the Queen)でもあるとか・・・。 オブジェの様に並ぶシャンパンボトルが美しい。

 

 

     
 
 
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